お知らせ・小田原歯科便り
2016年4月の記事一覧です。
2016年04月30日
こんにちは
小児の虫歯予防・成人の歯周病予防に努めております、鹿児島市小田原歯科の受付下野です
GW真っ只中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ちなみに、小田原歯科は日曜・祝日以外は通常通り診療を行っておりますので、今年は飛び石連休な感じです
さて、連休を迎えると、ついつい乱れがちになってしまうのが食生活
楽しい旅行先やお出かけ先、はたまたお家での魅力的なダラダラ生活にまで、誘惑がいっぱいです
女子的には、体重増加も気になるところですが、その生活、歯にも危険です
食べ物を食べるとお口の中は酸性に傾き、歯が溶け出します。
元の中性の状態に戻るまでは約3時間ほどかかるため、ちょこちょこ食べたり飲んだりしていると、その間歯は溶けっぱなしの状態が続きます
その状態がずっと続くと虫歯になってしまうので、楽しい時間を満喫して日常生活に戻った後は、なるべく早くお口の中にも日常を取り戻してあげることが重要です
と、ここで皆様にお伝えしながら、自分への戒めとする受付下野なのでした
それでは皆様、ステキな休日をお過ごしくださいませ
2016年04月27日
こんにちは、小児の虫歯予防・成人の歯周病予防に努めております、鹿児島市小田原歯科の副院長の前田です。
前回のブログではタバコとインプラント・歯周病の関係について書きましたが、
今回は歯周病と心筋梗塞の関係について書こうと思います。
というのも、つい3週間ほど前に私の父親が心筋梗塞で入院をすることになってしまいました。
幸い、ごく軽い心筋梗塞で、現在は退院しています。
話を元に戻します。
心筋梗塞とは何らかの異変によって心臓に血液を送る血管が詰まり、心臓の一部が壊死してしまう病気で最悪の場合、命を失ってしまうこともあります。
主な原因は、動脈硬化で、長年の喫煙や、高カロリーの食事などの生活習慣によって引き起こされると言われています。
最近、新聞やテレビなどでも取り上げられましたが、
何と
心筋梗塞を起こした患者さんの血管から歯周病菌が発見されたのです。
なぜ本来、口の中に棲んでいるはずの歯周病菌が血管の中に入り込んだのでしょうか?
それは、歯周病が進行すると、歯茎が炎症を起こして腫れてしまい、歯茎の血管がボロボロになって歯周病菌が血管中に入り込みやすくなってしまうためです。
そして血管中に歯周病菌が入り込むと血小板が異常を起こして集まり、血液を固めてしまいます。この塊が心臓の血管に詰まると、心筋梗塞を引き起こしてしまうということになります。
私の父の場合は、長年喫煙をしており、中性脂肪も高く、しかも重度の歯周病もありましたので、もともとリスクが高かったのだと思います。幸いにも軽く済みましたので、これを機に摂生してもらえるように応援していこうと思います。
では、今回はこの辺で失礼します。
2016年04月20日
はじめまして、鹿児島市で小児の虫歯予防・成人の歯周病予防に努めている小田原歯科の衛生士、ウジノです。
つい先日熊本を中心とした大規模な震災がおこり、隣接県の鹿児島でも大きな揺れを感じました。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
水や物資の不足する中、口腔衛生に気を配ることもままならないことと思います。
現在報道などではエコノミークラス症候群が大きく取り上げられています。
長時間座位などの状態が続くと、足の欠陥の血流が滞り血栓(血の塊)ができ、歩行などの状態に移行した際に血栓が剥がれ落ちて肺の血管に詰まってしまう病気です。
直接的に命にかかわるとして、注意喚起が早急に行われています。
避難生活や物資不足の中、様々な不便が生じていることと思います。
そんな中、不足する物資リストに歯ブラシを挙げていらっしゃる避難所もおありのようです。
入れ歯や歯ブラシを紛失されてしまった方も多いことでしょう。また、水不足から満足に歯磨き等もできないと思われます。
ただ、食料や休養が不足する中で、口腔衛生の維持がままならずお口の中が不潔になってしまうと、特に高齢者の方は誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。
歯ブラシがない時は、少量の水やお茶で十分に口をゆすぎましょう。たくさんの量ではなく、少量のほうが効果的です。ティッシュなどで歯や舌、ほほの粘膜などを拭き取るのも効果的です。
歯ブラシがあるときは、歯ブラシを少し湿らせて磨き、歯ブラシに汚れがついてきたらティッシュなどで拭き取りまた磨くのを繰り返しましょう。最後には少量のお水で十分にゆすいでください。
一日も早く、被災地の皆様が日常を取り戻せるようお祈りしています。
2016年04月20日
こんにちは小児のむし歯予防・成人の歯周病予防に努めている鹿児島市小田原歯科の歯科衛生士 宇治野です。
昨年夏に鹿児島に引っ越したばかりで、あまり降灰を経験してなかったので、春を迎えてからの降灰に戸惑っております
洗濯物を干すタイミングが・・・
さて、今回のテーマは私自身も悩みを抱えている、歯列接触癖!
その名のとおり、上下の歯を接触させてしまう悪癖のことです。
上下の歯を接触させるなんて当たり前?いえいえ実は違うんです
本来、唇を閉じている時は上下の歯は「安静位空隙」と呼ばれる数mmの隙間があります。
上下の歯が接触するのは主に食事や会話をする時くらいで、一日の合計は15分~20分程度しかないそうです。
ところが接触癖を持つ人は無意識のうちに上下の歯を持続的に接触させてしまいます
原因はわからないけど、なんとなく歯が浮くような感じがしたり、急に歯がしみたり、きりきり痛んだり、顎がガクガク・カクカク・ジャリジャリしたり・・・よくなったり悪くなったりを繰り返すような方は要注意
歯ぎしりや食いしばりのような強い力ではないけれども、一日何時間も接触させておくと顎関節や咀嚼筋(側頭部や顎周りの筋肉)に大きな負担がかかり、顎関節症や歯の痛みなどが発生してしまうんです
この接触癖、パソコンの操作などに集中しているときや、ストレスを感じている時などに起こりやすいといわれていますが(・・・まさに今、上下の前歯を接触させていることに気づいた宇治野なのでした)、ストレスに関係なくリラックスしている時などにも起こることがあるらしく、気づきにくいので長期間歯や歯周組織、顎にダメージを蓄積してしまうのです
ちなみに私は、パソコンを使っている時、料理などをしている時、車のブレーキを踏んだりハンドルを切るときなどに接触癖があるようです。長時間運転をした後は顎がだるくなります
無意識のうちに行うことなので改善が大変なのですが、有効な手段の一つに、「メモをあちこちに貼る」というものがあります。
「歯を離す」「リラックス」「顎の力を抜く」などと書いたメモをパソコンやデスク、テレビやキッチンにぺたぺたぺた
鼻から大きく息を吸って、口から吐いて肩の力を抜きましょう体だけでなく歯にも休息を
2016年04月13日
みなさんこんにちは
小児の虫歯予防・成人の歯周病予防に努めている鹿児島市小田原歯科、歯科衛生士の福元です
最近、口臭を気にされる方が多くいらっしゃいますまずは、口臭の原因について少しお話しますね
まず、口臭の原因には、生理的口臭と病的口臭があります。
生理的口臭は
自然な口の臭いのほかに、食べ物やタバコ、アルコールなどによって生じる臭いが生理的口臭です。食べ物のなかでも、口臭の原因となりやすいのはニンニクとネギ、ニラ、ラッキョウなど。とくにニンニクは腸から吸収された成分が血液中に入り、体中を回って肺から息として吐き出されるため、いつまでも臭いが残ります。またアルコールも本人にはわかりにくいのですが、強い臭いが漂います
自分の口臭を感じたとき、ニンニクの入った料理やアルコールの影響が残っていないかどうか、まず考えてみましょう。ニンニクやアルコールの臭い解消には、牛乳が効果的なので試してみてください。梅干やレモンにも、食べ物の臭いを薄める効果があります。もちろん歯磨きも大切です
病的な口臭には、次のようなものがあります。
● 口の病気"虫歯、歯周病、口内炎など。
● 鼻やノドの病気"蓄膿症や扁桃炎、アデノイドなど。
● 胃腸の病気"胃炎や胃拡張など。この関連で、舌に白いコケのようなもの(舌苔)が増え、それが臭いを発することがあります。舌苔をとる専門の用具もありますが、歯ブラシで軽くこするだけでも臭いはかなりとれます。
● 呼吸器の病気"慢性気管支炎など。
● その他"糖尿病や肝臓病、腎不全、がんなど。
こうした病気のなかでも、もっとも口臭の原因となりやすいのは、虫歯と歯周病ですじつは慢性的な口臭の原因の9割は虫歯と歯周病といわれるほどつまり口臭を気にするなら、虫歯と歯周病を防ぐためのオーラルケアこそがもっとも重要なのです。
虫歯と口臭ってどう関係するか分かりにくいかもしれませんが、虫歯は虫歯菌が酸を出し、歯に穴を開ける状態のことです。
その穴に、食べ物のカス溜り細菌が繁殖してにおいを出します。それが口臭になります
寝る前の歯磨き、歯間のプラークを除去することが大切です
歯周病は口臭の最大の原因になっています
歯周ポケット(歯と歯茎の境目)にプラークがたまると、細菌によって歯肉が炎症を起こしやすくなります(歯肉炎の状態)。すると細菌の増殖でガスが発生し、それだけでも口臭の原因となります
この状態を放置していると悪化して、出血したり、膿(ウミ)がたまって悪臭を放つことになりかねません。それどころか、歯を支える歯根膜や骨までがダメージを受け、健康そうにみえる歯がぐらつき、とつぜん抜け落ちることさえあるのです
プラークは歯ブラシやデンタルフロスなどで除去できますが、こびりついた歯石は自分ではきれいにとれません。スケーラー(歯石を削る器具)で削ると、歯の表面もなめらかになり、歯石がつきにくくなりますただし自分では、なかなか均一に削ることができません。歯石が多い人や、歯石のつきやすい歯質の人は、できれば数ヵ月に一度くらいのペースで歯科に行き、ポリッシング(歯石除去)をしてもらいましょう
ついつい長くなってしまいましたが、気になる方はお口のチェックしてみましょうね