お知らせ・小田原歯科便り

お口の中で起こる「脱灰」と「再石灰化」


こんにちはhappy01

虫歯予防、歯周病予防に努めている鹿児島市小田原歯科の歯科助手 馬場ですnote

 

暦の上では春を迎えましたが、まだまだ寒さの厳しい日々が続いていますねbearingsnow

春のほんわり暖かい日差しが待ち遠しいですconfidentcherryblossomsun

 

 

さて今回は毎日私たちのお口の中で起こっている「脱灰」「再石灰化」についてお話したいと思いますflair

 

私たちが食事をした後、お口の中では、微細ですが劇的な変化が起きていますsign01

歯垢(しこう)中の細菌が、食べ物の糖を摂りこみ、酸を作り出しますthunder

大人の成熟した健康なエナメル質では、ph(ペーハー)5.5~5.7以下になるとエナメル質を構成しているハイドロキシアパタイトの結晶からカルシウムイオンとリン酸イオンが溶け出して「脱灰」という現象が起こりますflair

 

 

ですが、食後、酸性となっていたお口はshine唾液shineの働きによって中性に戻り、また脱灰されていたエナメル質はカルシウムイオンとリン酸イオンが補給され、再生していきますhappy02scissorsこれが「再石灰化」ですconfident

 

私たちのお口の中では、歯が溶けて…また再生して…と「脱灰」「再石灰化」が繰り返されているのですshine

 

 

ただ…

間食が多くお口の中の酸性状態が長く続いたり、また歯面の歯垢が付着したままにしておくと脱灰がさらに進行し、唾液の働きが追いつかず、歯が溶け続け結果的に虫歯になってしまいますwobblyimpact

 

 

例えば、腕の皮膚を爪でこすってみてくださいpaperすると赤く腫れ上がってきますよねsweat01(あまりこすりすぎないでくださいねcoldsweats01)

そしてしばらく放置しているとみるみる赤みが引いていきますflairですが、こすり続けたらどうでしょう。皮膚が裂けて血が出てきちゃいますよねsadsweat02

虫歯もこのような状態なのですdown

 

ですから、歯を溶かす酸が絶えず作り出されないようにする為に、「ダラダラ食べ」をしないということがとても大切なんですbearingrock

 

また、「再石灰化」のお手伝いをするために、以前このブログで何度かご紹介したキシリトールやフッ素などを取り入れ、虫歯のできない口腔状態を維持することでお口の健康は保たれるのですwinkgood

 

 

お口の健康は体の健康へと繋がっていきますrunflair

是非、「脱灰」 「再石灰化」を意識した習慣を身につけられていてくださいlovelyheart04