診療案内

歯周病予防・治療


歯周病予防・治療

 

歯周病になる一番の原因は、磨き残しです。特に歯根と歯茎の間は「歯周ポケット」といわれ、磨き残しが多い部分。
ほとんどの人には「磨きグセ」があり、磨き残された歯周ポケットは常にブラッシングしていない状態なのです。
これを放置していると歯垢や歯石に含まれる歯周病菌に感染し、歯茎が腫れる、出血するなどの症状が出るほか、最悪の場合は骨が溶けて歯が抜け落ちてしまいます。

正しいブラッシンフ

それを防ぐためには正しいブラッシングが不可欠です。当院では、口臭対策やエチケットのための歯みがきではなく、歯周ポケットをきちんと磨くためのブラッシング指導を行なっています。
その指導内容をもとに、1日1回でも良いので、20分ほどかけてじっくりと歯みがきをしていただくことをおすすめします。ブラッシング指導で歯みがきが上達しない場合は、顕微鏡検査をしてお口の状態をご確認いただくこともあります。


専門家による清掃

また、定期的にクリーニングを受けることも大切です。このような歯科医師や歯科衛生士による機械を用いたクリーニングのことを「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」といいます。

これは、歯ブラシ等では絶対に落とせない「バイオフィルム」と呼ばれる歯にこびりついた汚れを柔らかいゴムのチップなどを用いて剥がし取り、悪玉菌よりも善玉菌が多い状態に変えるというものです。
痛みを感じることはなく、治療中に眠ってしまう方もいらっしゃるほどの気持ち良さです。

歯周病は骨が溶けていない初期段階ならクリーニングのみで済みますが、歯周ポケットの中に歯垢・歯石が付着している場合はレントゲン検査をして状況を把握し、麻酔をしてポケット内の歯垢・歯石を除去します。
さらに悪化してすでに骨が溶けてしまっている場合は、歯茎を開いて治療する必要があり、骨が大きく溶けている場合は骨の再生手術をすることになります。