こんにちは、小児の虫歯予防、成人の歯周病予防に努めている鹿児島市小田原歯科の副院長前田です。
連日、オリンピックでのメダルラッシュに眠れぬ日々を送っている方も多いと思いますが、皆様どうお過ごしでしょうか?
今回は睡眠について少しおはなしします。
最近、睡眠に障害を抱えている人が増加中ですが、なかでも「睡眠時無呼吸症候群」という言葉をよく聞かれると思います。
「睡眠時無呼吸症候群」というと、太った中年男性に多いというイメージを持たれる方が多いと思いますが、実際にはやせている女性にも増えているのが現状です。
大半の場合、太くなった首の肉が睡眠中に気道を塞いでしまうことで起こるのが原因とされています。しかし、やせている人でも、下顎が重いため、もしくは口呼吸によって下顎が下がって気道を塞ぎ、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすとのことです。
無呼吸を繰り返すと、血液中の酸素濃度が30%前後さがってしまうことがあります。すると、突然血圧が上がったり、血流が速くなったりします。そのため、心臓や脳に梗塞などの障害が起こってしまうケースもあるとのことです。
治療法としてはマスクを鼻に装着して、睡眠中にも気道に空気を送り続けるCPAP療法が普及しています。また、下顎が上顎より上に位置するように保つ(仰向けの状態で)マウスピースも登場しています。これは歯科で作製可能です。
実は私の父も睡眠時無呼吸症候群がありまして、心筋梗塞を起こしてから発覚したのですが…
私もこれから気をつけていこうとおもいます。
本日はこの辺で失礼します。