こんにちは小児のむし歯予防・成人の歯周病予防に努めている鹿児島市小田原歯科の歯科衛生士 宇治野です。
昨年夏に鹿児島に引っ越したばかりで、あまり降灰を経験してなかったので、春を迎えてからの降灰に戸惑っております
洗濯物を干すタイミングが・・・
さて、今回のテーマは私自身も悩みを抱えている、歯列接触癖!
その名のとおり、上下の歯を接触させてしまう悪癖のことです。
上下の歯を接触させるなんて当たり前?いえいえ実は違うんです
本来、唇を閉じている時は上下の歯は「安静位空隙」と呼ばれる数mmの隙間があります。
上下の歯が接触するのは主に食事や会話をする時くらいで、一日の合計は15分~20分程度しかないそうです。
ところが接触癖を持つ人は無意識のうちに上下の歯を持続的に接触させてしまいます
原因はわからないけど、なんとなく歯が浮くような感じがしたり、急に歯がしみたり、きりきり痛んだり、顎がガクガク・カクカク・ジャリジャリしたり・・・よくなったり悪くなったりを繰り返すような方は要注意
歯ぎしりや食いしばりのような強い力ではないけれども、一日何時間も接触させておくと顎関節や咀嚼筋(側頭部や顎周りの筋肉)に大きな負担がかかり、顎関節症や歯の痛みなどが発生してしまうんです
この接触癖、パソコンの操作などに集中しているときや、ストレスを感じている時などに起こりやすいといわれていますが(・・・まさに今、上下の前歯を接触させていることに気づいた宇治野なのでした)、ストレスに関係なくリラックスしている時などにも起こることがあるらしく、気づきにくいので長期間歯や歯周組織、顎にダメージを蓄積してしまうのです
ちなみに私は、パソコンを使っている時、料理などをしている時、車のブレーキを踏んだりハンドルを切るときなどに接触癖があるようです。長時間運転をした後は顎がだるくなります
無意識のうちに行うことなので改善が大変なのですが、有効な手段の一つに、「メモをあちこちに貼る」というものがあります。
「歯を離す」「リラックス」「顎の力を抜く」などと書いたメモをパソコンやデスク、テレビやキッチンにぺたぺたぺた
鼻から大きく息を吸って、口から吐いて肩の力を抜きましょう体だけでなく歯にも休息を